まゆりん気まま日記

医療ネタ中心ですが、日々思うことや心のアンテナに引っかかったことなど、 気ままに綴っています。

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Category :  医療・健康
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9年前、膵がんの父の治療選択のナビゲートは、私の担当だった。

最後の入院を決め、緩和の専門家のいない一般病院という環境の中で、出来得る限りの緩和医療をしていただいた。そのためには、自分の持っている知識と情報と、ネットを通して多くの人たちの励ましや助言を手に何度も何度も父の主治医との話し合いを重ねた。

父の残り時間はいよいよ少なくなり、苦痛もだんだん緩和が難しくなっていく中で、必要以上の捕液や、延命治療を行わないでほしいと正式に申し入れた。苦痛に関しても、意識を落とすことでしかか緩和できない状況になったなら、「鎮静」という医療行為を行ってほしいということもお願いした。

肝性昏睡になり、鎮静を行わずとも最終的には意識のない状態が2日ほど続き、父は痛みにひどく苦しむことなく旅立っていった。

苦痛が緩和されながら、意識を保ち、周囲とのコミュニケーションが可能な状態が一番望ましいけれど、痛みや呼吸苦に苦しんでいるのは、本人はもちろんのこと、見守る家族にとっても精神的に大きな苦痛をもたらしてしまう。そして、そのことが、遺族となった後、大きな悔いとなり、長い時間残された者を苦しめることにもなる。

とはいえ、セデーションが正しく理解されぬまま行われた場合、「死期を早めてしまったのではないか」という悔いや疑念を遺族に残しかねない。何が何でも「治す」ことだけを目指せるわけではない。今、必要ではない知識かもしれないけれど、「いつか」のために知っておいたほうが良いと私は思う。

関心のある方は、日本緩和医療学会のサイトでガイドラインが公開されているので読んでみてください。

「苦痛緩和のためのガイドライン」



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