まゆりん気まま日記

医療ネタ中心ですが、日々思うことや心のアンテナに引っかかったことなど、 気ままに綴っています。

Category :  医療・健康
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再発がんの治療は多くの場合、いつか治療から撤退を余儀なくされる時がやってくる。

がんを叩く治療が、役にたつことより、むしろ身体に害を与えることのほうが大きくなることが予想される状況になると、治療からの撤退はやむを得ない。

延命治療は望まないという考えを表明する人も増えたし、治療することがかえって命を縮めたりすることがあることを理解する人も増えた。積極的な治療から撤退して残りの時間をできるだけQOLを高めて過ごすべきという考えが常識的になってきた。

ただ、何もせず静かに家族に囲まれて平穏な日々を過ごすためにはさまざまな症状のコントロールが不可欠だ。緩和医療とは、ターミナルケアだけを言うのではなく、医療行為そのものがすべて緩和だという考えもあちこちで言われるようにはなったけれど、実際の緩和医療の提供はターミナル期に限定されていることも多い。

がんは治せなくても何かできることはないのか、そう思っても、「もう何もできることはありません」という言葉とともに希望が閉ざされてしまうけれど、ほんとうに、ほんとうにもう何もないのか。チャレンジでもいい、がん治療そのものでなくても少しでも今病人を苦しめている苦痛を緩和する術はないのか、


花の谷クリニック(千葉県千倉町)南房総にある小さな有床診療所。院長の伊藤真美さんとはじめて会ったのはもう6~7年前のこと。

それから時折お目にかかる機会があり、昨日の講演会には講演者の一人として来ていただいた。

がん専門病院から標準治療を終え、もうエビデンスのある治療はないと転院してきた患者の症状コントロールのために放射線治療を模索したり、食道と気道が交通してしまった患者のためにダブルバイパスという方法を実施した医師を探し出し、真美さんは患者を別の医療機関につなぎ、QOLを向上させ結果的に予想された予後を超える延命を勝ち取ったという。医療でできることはほんとうにもうないのか、真美さんは医師としてそれを探す。

「もうやれることはない」その後は、医療の素人である患者や家族が自ら探すか、「もうない」というのを最後通告として諦めるしかないのだろうか。諦めたくない人をどうやってサポートするか、怪しいもの危険なもの不確かなものに走ってしまう人をどうやったら引き止めることができるだろうか。

いずれ、終わりはやってくる。だけど、そこに至るまでのプロセスをどう過ごすかはひとりひとりみな違っていい。医療技術を駆使して少しでも延命やQOLを高めるチャレンジを一緒に探す医師と出会えることは難しいことだけど・・・。

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