まゆりん気まま日記

医療ネタ中心ですが、日々思うことや心のアンテナに引っかかったことなど、 気ままに綴っています。

Category :  医療・健康
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今日は慰霊祭が行われた。

NHKの朝の番組では、PTSDに今も苦しむ被害者を紹介していた。

彼女は、叔母と母と一緒に電車に乗り、彼女だけが行き残った。「なぜ、自分だけが生き残ってしまったのだろう」自責の念は彼女を苦しめ続けている。

「生き残ってしまった」という感覚は、病気で大切な人を失った人の中にも感じる人がたくさんいる。ましてや、事故や災害という外からの出来事で命拾いをした人はその思いは強烈だと思う。

その彼女に、ひとりの看護師が寄り添い、「子供を持つ母親として言えることは、もし逆だったらあなたのお母さんは今のあなたよりもっともっと苦しんだはず」という言葉をかけたという。

治療を終え、医療という関係性から離れた今も、この看護師は彼女を支える大切な人になっている。
「看護師という専門職としては失格かもしれないけれど、その時の自分は、一人の人間としての思いを彼女に伝えた」と言う。

大きな悲しみを前に、どうしようもない残酷な現実に、専門家だから対応できるのだとは、私は思わない。「一人の人間として」彼女に寄り添ったからこそ、彼女がその悲しみと共に、自責の念に駆られながらでも生きていく力になれたのではないだろうか。


困難な環境にある患者さんにとって、厳しいと感じる話をしなければならなかったある看護師さんがいる。「白衣を着ていたから言えたけれど、そうでなければ言えなかった」と彼女は言うけれど、「私たちのことを真剣に考えてくれたからこそ、言ってくれたのだと今は感謝の気持ちでいっぱい」と、その患者さんは話してくれた。白衣を超えた、「一人の人間として」の暖かさ厳しさがあったからこそ、その思いが患者さんに伝わったのだと私は思っている。

どちらの意識をもって対するかはともかくとして、受ける側は、その人の「人として」の部分にこそ、心を動かされるのかもしれない。

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

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