まゆりん気まま日記

医療ネタ中心ですが、日々思うことや心のアンテナに引っかかったことなど、 気ままに綴っています。

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Category :  医療・健康
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SP(模擬患者)のフォローアップ研修で東京へ。スギ花粉の最盛期、できるだけ外には出ないようにしていたせいもあり、東京に行くのも久しぶり。総武線と南北線を乗り継いで日本医科大へ着いたのは午後1時少し前。前回来たときは、まだ寒さも厳しくコートの襟を立てて人々が行きかっていたけれど、今日は、構内の桜が咲いていた。

今日の研修は、SPとしての技術を高めるためのロールプレイとシナリオ検討。ロールプレイには演劇部の学生が参加していて医師役を演じてくれた。
医療面接に臨む場合、SPは患者についての詳細な設定に基づいて役を演じる。患者の名前や年齢、生活背景や性格なども決められている。もちろん、一番重要な主訴や、受診に至るまでの経過や、受診動機、既往歴・家族歴など事細かに設定されている。

そのシナリオをもとに実在の患者のようなリアリティが演技には求められる。だから、このシナリオには、物語性も必要だけれど、「整合性」が非常に重要だ。
というわけで、昨日は、SPメンバーの一人が作成したシナリオを全員で検討。人物設定から医師の質問に対して答える内容まで細かく吟味する。もちろん、医学的な整合性については、専門の医師に確認を取りながらひとつづつ確認していく。

ロールプレイ、シナリオ検討、いずれにもSPから多くの疑問の声があがる。実際の場面では、こういった言い方や言葉遣いは患者にとっては好ましくないとか、適切とは思えないなどの反論が出る。試験での評価と実際の患者がどう感じるかということが相反することも多く、SPの我々はジレンマを感じてしまう。

SP教育が、単に医者としてのコミニュケーション技術を高めるためだけになってしまってはあまりにも悲しい。しかし、現実にはOSCEという試験に合格しなくてはならないわけで、教育することと、試験という評価で判断することの矛盾を抱えながらSP教育がなされているのが現状なのだろう。

その背景には、医療者の視点による「患者の気持ち」と実際の「患者の気持ち」のズレの大きさがあり、医療者の視点で作られている「患者像」があるわけだ。そして、医療者と患者の視点の違いがあるように、医療者とお役人の視点にも当然違いがあり、教育を行う先生方もジレンマの中にいるのだろう。
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