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医療・健康
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がんよりうつのほうがつらかった。
二人の人からそんな言葉を聞いた。がんという病気の恐怖、治療のつらさ、明日の見えない不安、そこから引き起こされる精神的な苦痛は計り知れない。
頭が痛いときに鎮痛剤を飲むというのはごく普通の行為だし、薬を飲むこと自体に強い抵抗を持つひとはそう多くはないかもしれない。
けれど、心が病んだとき、薬を飲むことでそのつらさから解放されると思っている人は意外と少ないものだ。
心の問題の難しいところは、どうすればいいかを知らないから苦しんでいるわけではなく、考え方を変えたり、見方を変えたり、何かに夢中になることで自分の気持ちをそのつらさをもたらしているものから目をそらすなど、さまざまな方法はわかっているのに、どうしてもそれができないから苦しい。堂々巡りで、思考の方向は悪いほう悪いほうへ引きづられていく。
アルコールで自分をごまかして、無理やりお気楽な気持ちにすることも限界がある。一睡もできない夜、中途覚醒、早朝覚醒、心と一緒に体が震える恐怖、叫びだしたいほどの焦燥感。
久々に、デパスのお世話になってます。